「鍋は遊びじゃない」とぬかす警官の鍋パに、果たして人は集まるのか?

はい、どうも。ヴァシコ(@vasico003)です。

今回は、前回↓の続きです。

警察にとって、鍋は遊びじゃないらしい

2017.04.16

前回、署内一の鍋奉行ザビエルに鍋パーティーでの買い出しを頼まれ、渡されたメモにあったおでんの具を買ってこなかったことで、正月の朝一から激怒されたぼく

その後、管轄内の店中を駆けずり回り、何時間もかけて伝説の食材「おでんの具」を探し当てました。

そして今回、いよいよ鍋本番を迎えます。

どうなることやら……。

 

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一抹の不安、鍋パの参加人数

ようやく伝説の食材、おでんの具を探し当てたぼく。

しかし、やっかいなのはこれからだ。

正月の朝一から、おでんの具がないだけで喚き散らされ、朝から夕方まで、管轄中の店を駆けずり回らされ、誰がこんなヤツと一緒に鍋したいと思うよ?

さらに、ぼくには一抹の不安があった。

宣教師ことザビエルは、署内でお世辞にも嫌われていないとは言いがたい人物だった

髪だけでなく、人望も薄かったのだ。

同じ時間には、人格者の鈴木部長が別の鍋パをやっている。

そこには、たくさんの人が集まるだろう。

では、果たしてこの宣教師主催の鍋パーティー(通称ザビ会)には、一体どれだけの人数が集まるのだろうか?

ぼくは、同じくザビ会の食材買い出し係である山村に電話で聞いてみた。

ぼく
ザビ会ってどれだけ人来るのかな?人数少なそうじゃない?
山村
さぁ?分からないけど、少なくはないんじゃない?肉5kgも買ったし

 

山村は、肉の買い出しを担当していた。

肉を5kgも買ったということは、それなりの大人数が集まるはずだ。

ぼくは、少し安心した。

少人数で宣教師と鍋なんかつつきたくない

数が少ない分だけ、1人あたりの宣教師の世話の配分が増えるだけだ。

それに、同じ嫌な目にあうのでも、被害者は多いほうがいい

時間がきた。

ぼくは、ザビエルの待つ交番に向かった。

鍋パ本番、無人の会場

会場に到着したぼく。

時間はギリギリだ。

中に入ると、いたのは宣教師と山村。

どうやら、他の人たちはまだ来ていないようだ。

ぼく
お待たせしました。あれ?他の人たちは?
ザビエル
これで全員だよ

 

はぁ( ; ゚Д゚)?

ぼくの不安は的中した。

いや、それ以上だった。

参加人数なんと3人。

主催者の宣教師と2人の食材買い出し係だけ。

肉を5kgも買っているのにもかかわらず、だ。

どういうことか順を追って説明しよう。

まず、ザビエルは、みんなザビ会に来ると思って、肉を5kg用意しようと決めた。

次に、食材を集めるために、ぼくと山村に声をかけて買い出し係に任命。

この時点で、ザビ会当日の1週間前だ。

他の人たちには、当日声をかけようと思っていたらしい。

そして当日。

係のメンバーに、次々に声をかけるも

警官A
鈴木部長の鍋会のほうに参加が決まっていますので
警官B
忙しいので(←嘘)、行けたら行きます

 

などと、次々断られたそうだ。

そうして集まったのが、事前に買い出し係として確保していた、ぼくと山村の2人。

主催者合わせて3人だけ。

さすが宣教師だ。

持ち前の髪と人望の薄さで、2人もの人間を集めるのだから。(皮肉)

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地獄の鍋パ

たった3人の鍋パは始まった。

お通夜のような雰囲気で……。

そこには大量の野菜と5kgもの肉…。

そして、伝説の食材、おでんの具。

誰が食うんだよ、コレ……。

次々に肉を鍋に放り込むが、すぐ腹はいっぱいになった。

ぼくも山村も、やせ形で小食だったのである。

ぼく
もう腹いっぱいなんで、いらないです

 

そう言うと、宣教師が怒る。

ザビエル
何言ってんだ!肉こんなにあるんだぞ!ちゃんとお前らで全部食え!

 

はぁ(  ゚Д゚)?

彼はぼくのことを、どこかのフードファイターと勘違いしているらしい。

てか、「ちゃんと」ってなんだ?

ぼく
肉を5kgも用意したのも、人が集まらなかったのも、全部お前のせいだろうが。テメェで食えよ(# ゚Д゚)!!

 

しかし、食えないものは食えない。

しぶしぶ、宣教師が出した結論は……

ザビエル
余った分は全部、署の武道場の冷蔵庫につっこんどけ!

 

どうやら、自分で持ち帰る気はないらしい

というか、冷蔵庫に勝手につっこんで、後は放置するつもりだ

余った肉と大量の野菜だけで合計5kgちかくはあるだろう。

武道場の人たちからしたら、とんでもない迷惑である。

肉の後始末

ようやく、つまらないザビ会が終わった。

やっと解放される……。

正月の朝一からくだらないことで激怒され…

ゆっくりできるはずの朝から夕方にかけて、バイクで町中を駆けずりまわされ…

本番ではお寒い雰囲気の中、食いたくもない肉を大量に食わされる…。

しかし、さっきも書いたように、ぼくには最後の指令がある。

余った食材を署に持っていき、武道場の冷蔵庫につっこむ。

そして、知らん顔して帰る

ぼくは、重たい食材を持って署に向かった。

武道場の冷蔵庫は小さい。

なにしろ、ぼくが家で使っている1人暮らし用の冷蔵庫と同じくらいのサイズしかないのだ。

この冷蔵庫に余った食材を入れるとなると、もう冷蔵庫はパンパンだ。

迷惑なのは、誰の目にも明らかだろう。

大量の肉を冷蔵庫に押し込もうとすると、そこにいた別の上司にとがめられた。

上司
何してんだ、お前?

 

ぼくは事情を説明した。

それだけでなく、今日あったこと、宣教師に対する愚痴、悪口、怒り、辛み、憎しみ、いろいろだ。

上司は笑いながら

上司
そうか、災難だったな。でも迷惑だから、肉をその冷蔵庫に入れるな。

 

はい、ごもっとも~。

当然の回答です。

肉の始末に困ったぼくは、とりあえず宣教師に電話して相談した。

ぼく
肉を冷蔵庫に入れるなって言われてしまいました
ザビエル
そうか。じゃあ、お前が責任持って、持って帰れ

 

(  ゚Д゚)!?

こうして仕事明け、ぼくは全部で5kgちかいだろう食材を入れた袋を引きずって、家に帰っていった……

 

おわり

 

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