はい、どうも。ヴァシコ(@vasico003)です。
今回も前回に続き『警察から逃げた話シリーズ』第3話。
このシリーズでは、ぼくがアトピーになってから警察を辞めるまでに味わったヤバい出来事を書いています。笑
具体的にはアトピーで休職、遠隔パワハラ、ヤブ医者、カポジ、からの放置、家から遠く離れた入院先からの追い出し、6日間の強制断食2セット、と実に7重苦の生活を強いられていました。
前話はこちら↓
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前話までのあらすじと登場人物
当時警官だったぼくはアトピーを発症し、仕事を続けられないレベルまで悪化してしまったため、休職を申し出ます。
しかし療養中も上司から嫌がらせの電話、くだらない要件での呼び出し、そこで囲い込まれてディスられるなどの攻撃が続き、ぼくは警察から逃げるために入院を決意。
お目当ての病院は入院まで2か月待ちということで、同じ大阪にある某病院に入院します。
入院したことによって警察からの攻撃もなくなり、順調に症状は回復。
しかし、退院直前にしてカポジ水痘様発疹症という感染症にかかってしまいます。
これをきっかけに、ぼくの運命はさらに大きく乱れ始めることに…。
登場人物
ヤブ医者先生…ごめんなさい。ぼくにはどうしても、あなたがヤブ医者にしか思えません…。
ぼく…この話の主人公。当時20代半ば。
カポジ悪化
カポジの治療のため、バルトレックスという抗ウイルス薬を飲み始めましたが、症状は一向に良くなりませんでした。
それどころか症状の出ていない皮ふまでとんでもなく痒くなり出し、全体にもっと酷くなるほど。
先生にたずねても
とハッキリしません。
後で知った話ですが、バルトレックスを飲むと、かえって症状が悪化するという患者は一定数いるようです。
だとしても、他のウイルス薬や点滴での治療法もあります。
これだけ大きな病院なのに、それがなかったのでしょうか?
カポジであれば1週間程度で治まると先生からは説明を受けていましたが、そんな気配もなく日に日に悪化する一方。
部屋でうなだれるぼくを見て
なんて呑気に言ってきます。
そうこうしているうちに1週間が経過。
1mmも良くなりませんでした。
すると先生が
とやってきました。
そういえば1週間前、カポジかどうか調べるための検査を受けていたんでした。(前話参照)
じゃあ一体何のためにこのタイミングで血液検査なんかしたんでしょう?
この時、ぼくははじめて
と思いました。
しかし驚かされたことはこれだけではありません。
この後、彼はさらに驚がくのひとことを放ってきやがりました。
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病院の運営方針
話は少しさかのぼって、ぼくがまだカポジに感染する前の話。
同室の入院患者さんたち数名から聞いていたことがありました。
みなさん病院の近くに住んでいる方々で、ここに過去にも入院経験のあるリピーターでした。
な…なんと(゚Д゚;)
保険点数うんぬんはよく分かりませんが、要は同じ患者を1か月以上入院させても病院としては儲けにならない。
だから入院患者は1か月を限度に退院させているとのこと(゚Д゚;)。
その話を聞いて、妙に納得できることばかりでした。
見るからに退院できるような状態じゃない患者さんが退院したり。
退院したばかりの患者さんが2~3日後に再入院してきたり。
(同じ患者であっても1度退院すれば再入院しても保険点数がリセットされるため、病院からしたら問題ないらしい。)
ぼくのまわりでは確かにそんなことがよく起こっていました。
するってぇと何かい( ゚д゚)?
1か月経ったら、たとえ入院時より悪化していても追い出されるってことかい(゚Д゚)?
この人〇なし(゚Д゚)!
~~~~~話は戻って、さっきの医者との会話~~~~~
後でちゃんとした医者に診てもらったところ、当時の症状から、この時のぼくがカポジだった可能性は高いらしい。
それを踏まえて考えると、ありえないことばかりです。
カポジの患者に、薬が効かないからって他の治療法も試さずに放置。
(日に日に悪化しているのにも関わらず!)
絶対安静が原則なのに「外に遊びに行け」とぬかされる。
しまいには、絶賛感染中なのに1か月経ったから「退院しろ」だ?
アンタ、絶対ヤブ医者ですよね(゚Д゚)!?
悪夢の3択
退院しろと言われても絶対に無理な理由がぼくにはありました。
1つはもちろん体調面。
カポジにかかったうえ、まともな治療も受けられずに放置。
そりゃあ体調は最悪に決まってます。
顔を中心に体の大部分が膿んでいる状態で、見た目はガーゼを貼る前はバイオブロリー、貼った後は志々雄真実です。
激痛でほとんど動くこともできません。
つーか、ホントよくこんな患者前にして退院とか言えるな(゚Д゚#)
そして、もう1つ。
ぼくは関東からここ大阪に来ています。
家が近くならまだしも、こんな状態で長距離の移動に耐えられるわけがありません!
というわけで
状態でした。笑
すると先生から3つの提案をされました。
提案① ステロイドを使う
前にこの病院はステロイドを使わない方針と紹介しましたが、それは「使いたくない人には」という意味で、使いたい人に対してはふつうに処方するそうです。
現に同じ病室でも、ステロイドなしで治療していたものの良くならず、ステロイドを使って退院する人たちもいました。
2人とも退院2日後くらいに再入院してきて、えらく辛そうにして後悔していましたが…。
これは要するにステロイドを使って今の症状を抑えて、んで退院しろって提案です。
これには僕は断固NOでした(゚✕゚)
過去に痛い思いをしたので、ステロイドは絶対に使いたくなかったんです。
しかしそうでなくとも、カポジ(ヘルペス)にステロイドは禁忌。
ヘルペスは免疫低下が原因で起こる感染症、対してステロイドは免疫を抑制する薬です。
ヘルペスにステロイドを使ったら、さらに悪化するのは皮ふ科医なら常識のはず。
アンタ、俺をこ〇す気か(゚Д゚)!?
提案② 提携先の病院に転院
この病院には、岡山県に提携している温泉病院があります。
ここの温泉がアトピーに効くらしく、大阪の病院で1か月で良くならなかった人はこっちに飛ばすそう。
良くなる確率は半々だとか。
しかし、これにもNOでした(゚✕゚)
岡山県でも遠すぎて、当時の体調で行くのは無理です。
ちなみにもし、ぼくが当時この温泉病院に行っていたら…同じ温泉に入っている他の患者全員にヘルペスをうつしてしまうところでした(゚д゚lll)
これはもはやバイオテロです。
アンタ、入院患者全滅させる気か(゚Д゚)!?
提案③ 断食5日間
これだ(☆Д☆)!
断食5日間。
もはやこの時点で、この人の言うことは全く信用していませんでしたが、わらにもすがる気持ちでした。
先生(と呼んでいいレベルなのかもはや不明ですが…)が言うには、5日間断食をした後、体調管理も含めて1週間ほど様子を見るとのこと。
これなら後2週間くらいは病院にいられる。
なんて考えは、この時のぼくには1mmも湧いてきませんでした。
それぐらい追い詰められていたんです。
これでまだ病院にいられる。
それに、もしかしたら症状が良くなる可能性もある。
そう思って、すぐにこの提案を受けました。
しかし、地獄はまだまだ終わりません。
今回はヤブ医者の話にスポットを当てていたので話に出てきませんでしたが、実はこの間も警察からの嫌がらせは続いているんです。
この現状から脱するために、次回は警察との絶縁を企てますが、裏目に出て、さらに酷いことになってしまいます(´д`)
④につづく
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