はい、どうも。ヴァシコ(@vasico003)です。
今回はぜひアナタに読んでいただきたい、おすすめ本をレビューします。
その名も『天国に一番近い会社に勤めていた話』です。

なんか…表紙からすでに狂気を感じます。笑
帯には
私よりクソ人生な人いますか?
引用:天国に一番近い会社に勤めていた話
だそうです。笑
この本は著者のハルオサンが壮絶な半生を描いたものなんですが、内容が不幸(失礼!)すぎるのに何故かメチャクチャ笑える内容になっています。
目次
天国に一番近い会社に勤めていた話の著者ハルオサンとは
著者のことはもちろん、もともと知っていました。
(もちろん一方的にですが。)
なにしろハルオサンは、超人気ブロガー。
ブログ界の大スターだからというのもあったんですが、ぼくが元々ブログを始める前に
と決めていて、競合(?)チェックのため「警察 ブログ」と検索すると検索結果の一番上に出てきたのが著者のブログでした。
読んでみると…
衝撃でした。
しかも、ブログを始めて50日での累計PVが100万PV(゚Д゚;)
とんでもない数字ですよ、コレ!
こんな人、他にいるんでしょうか?
もちろん、いい意味でね。
ちなみにぼくのブログは月間1万PVくらいなので…。
著者との共通点
著者には誠に勝手ながら、シンパシーを感じていました。
それは
・元警察官であること。
・体を壊して、仕事を続けられなくなったこと。
・療養の傍ら、ブログを書き始めたこと。
など、ぼくと少し境遇が似ていた部分もあったからです。
警察は警察学校で辞めさせられたそうですが、ここも少し共感できました。
ぼくも警察学校時代、入校7日目で一度は教官からクビを宣告されたことがあるからです。
(ちなみにその時、教官のビンタで歯を割られました(゚∀゚;)笑)
著者との相違点
しかし、決定的に違う点もあります。
1つは、ブロガーとしての格。
これは3つくらいケタが違うでしょうね(´・ω・`)
もう1つは、めちゃくちゃ良い人であること。
著者が短期間にこれだけのファンを獲得した理由は色々あるでしょうが、その1つがこの人柄じゃないでしょうか?
この本を読んでいると、著者の優しすぎる性格が伝わってきます。
ただ、そのせいで周りの悪い人間に振り回されて、結果不幸になってるような気もするんですが、それは…(・_・;)
似てるようで違う点
ぼくも手前みそながら(?)、なかなか壮絶な人生を送ってきたという自負はあります(`・ω・´)o
(そんなこと自慢しても、しょうがありませんが。笑)
しかし本を読み終わって、帯に載っていた文言をもう一度見ると
私よりクソ人生な人いますか?
引用:天国に一番近い会社に勤めていた話
ごめんなさい、負けました、完敗です。
てか、勝てる人いないでしょ、これ(゚∀゚;)←失礼
天国に一番近い会社に勤めていた話はこんな本
では、ざっくりこの本を紹介したいと思います(`・ω・´)o
序盤にいきなり

このページ(゚Д゚;)
著者の壮絶すぎる半生が描かれている
本に書かれているのは
・夢だった警察官を半年で辞めさせられる
・脳の病気で死にかける
・家具屋に転職したら、業務内容は老人が孤独死した後の部屋の清掃だった
・月給5万円程度のブラック企業で3年間飛び込み営業(同僚は元凶悪犯だらけ)
・婚約者に浮気されて婚約破棄
・暴力社長のいるブラック企業に転職(もちろん著者もボコられる。)
・外国人の犯罪者集団に利用されそうになる
などなど(;゚д゚)))
箇条書きでざっくり書いても、とんでもないものばかり。
本には以上の具体的な内容はもちろんのこと、他にも壮絶なエピソードが盛りだくさんです(゚Д゚;)
本…てか絵本?
読み始めた第一印象は
本というより絵本のよう。
いや、絵本は絵と文がしっかり分けられているので、それとも少し違います。
今までにない感じで、最初は読みづらく感じましたが、慣れてくるとマンガ感覚でサクサク読めますね。
魅力的すぎる絵
なぜこんなページ構成なのかといったら、それはもちろん著者の持ち味がこの絵だからでしょう。
決してきれいな絵ではありませんが、なぜか心をわしづかみにされるような魅力があります。
シュールでありながら、狂気をも感じさせる絵。
そんな感じです。笑
うまい文章やうまい絵は訓練すれば書けるようになるかもしれませんが、人の心を動かす文章や絵は訓練して書けるものではないと思います。
天性でしょうかね。
壮絶すぎる内容なのに、なぜか笑える
さて、一番大事なところです。
この本の一番の魅力は、ここではないでしょうか。
ふつうこれだけ悲惨なエピソードばかりが書かれていれば、読んでいる側も気持ちが沈んだり、不快な気分になることもあるかと思います。
(ましてや実在する1人の人物が味わった実体験ですしね。)
しかし、この本を読んでいても、不思議とまったくそんな気分になりません。
むしろ面白くて、しょうがないんです!
それはどう見ても悲惨なエピソードでも、著者がおもしろおかしく書いてくれているからに他ならないでしょう。
(違ったら、すいません。)
「こんな会社に3年も勤めるなんてバカなのか?」
そう思われるでしょう。
『そうです』
引用:天国に一番近い会社に勤めていた話
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引用:天国に一番近い会社に勤めていた話
おすすめの読み方
次に、個人的におすすめの読み方を(`・ω・´)o
っと、その前に注意点をば。
人前で読まないほうがいい
電車内やカフェなど、周りに人がいるところでは読まないほうがいいかと思います。
ぼくは最初、カフェで読んで、恥ずかしい思いをしました。笑
緊迫した場面からでも、不意打ちのように面白い表現が急に出てくるので、油断してるとヤバいです。
それだけ笑えます、というか笑ってしまいます。
という方もいるかもしれません。
気持ちは分かりますよ。
ぼくもYoutubeなんかで再生数を稼ぐためにタイトルに【腹筋崩壊】とか【これ笑わないヤツいないだろ笑】とか付けてる動画で笑ったことありませんから(・_・)
では、そういう方はこういう読み方はどうでしょう(´∀`)?
口に牛乳含んで読んでみたら?
この読み方で一度も牛乳をこぼさなかったら、あなたは相当な手練れだと思います。
きっとイロモネアで大活躍できるでしょう(`・ω・´)
天国に一番近い会社に勤めていた話はこんな方におすすめ
笑えるし、多くの人が関心ありそうなブラック企業の実態など興味深い話も盛りだくさんなので、基本的に万人におすすめできます。
が、特に
と思ってる方に読んでもらいたいです。
著者には大変失礼ですが、多くの人が
と思えるのではないでしょうか?
とはいえブログを見ると、著者のハルオサンも今はけっこう幸せそうに見えます。
うまくいかないことばかりの人生でも、いつか日の目を見るかもしれない。
この本はそんなことを教えてくれます。
おわり