はい、どうも。ヴァシコ(@vasico003)です。
今回は『警官辞めてからシリーズ』の第4話です。
前話はこちら↓
前話では、警察からある民間企業に転職。
警察と比べてのホワイトさに感激していたぼくですが、またしても悲劇が訪れます。
悲劇の正体は、やっぱり憎きアイツでした…。
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食事制限
アトピーで警察を辞めて、家で療養していたころ。
ぼくはネットでたまたま見つけた方法で病気を克服しました。
その療法の主軸が食事制限。
治すにあたって、食べてはいけないものが多かったのです。
例えば、パン・肉・卵・乳製品・揚げ物・菓子やスイーツなど砂糖の入ったもの・油を使った料理(カレー・ラーメン・パスタ・ピザ・ジャンクフードなど)・etc…
逆に食べていいものは、
米・野菜・果物・魚介類・豆類・ナッツ類くらい。
いずれも油を使わず生で食べるか、焼く、煮る、蒸すなどの手法で調理したものです。
外で食べられるのは寿司と海鮮丼くらい。
(厳密に言うなら、寿司の酢飯にも砂糖は使われているそうですが、そこまでは気にしていませんでした。)
症状が治まったとはいえ、再発防止のためには、この食事制限はずっと続ける必要があります。
自宅療養していたころや時間のある転職活動中は問題ないのですが、就職したとなるとそうもいきません。
最初は自分で弁当を作って会社に持っていきましたが、長くは続きませんでした。
面倒くさいから。
食生活が乱れる
当時は朝7時すぎに家を出て、夜10時すぎに帰るような生活でした。
この時間から買い物をして、明日の弁当を作るようなマネは、ぼくには面倒でできなかったのです。
それに会社の上司や先輩に食事に誘っていただくことが多かったこともありました。
そうすると、どうしても昼は外食になってしまいます。
いや、言い訳ですね。
やっぱり仕事が終わってから弁当を作ることが面倒くさかったからです。(2度目)
それに過信もありました。
もうすっかり治っていたので、
と安易に考えてしまっていたのです。
アトピー再発
入社から2か月たったころ。
アイツは突然姿を現しました。
そう、アトピーが再発したのです。
焦りました…。
食生活が乱れたといっても、たったの2か月で…こんなにもあっさり再発するものなのかと。
ぼくはあれだけ苦しめられたアトピーの恐ろしさと、自分の体のぶっ壊れ具合を再認識しました。
そしてその次の日からすぐに弁当を持参して、食事制限を再開したのです。
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治らないアトピーと不眠
食事制限を再開したものの、症状は一向に治まりませんでした。
それどころか、またしてもアトピーになってしまったことの不安で眠れなくなってしまったのです。
そんな考えが毎夜頭の中を占拠してしまい、毎日2時間くらいしか眠ることができませんでした。
アトピーの症状が出ると、それまでと同じ仕事をしていても、疲労の度合いは全く変わってきます。
顔はまだらに赤く染まり、自信がなくなって、人と顔を合わせるのが嫌になる…。
首は皮がむけ、横を向いたり、まっすぐ前を向くのにも苦労する…。
両脇からまっすぐ腰の近くに至るまで、皮ふにそれぞれ1本の大きな亀裂が入り、両腕をあげるのにも激痛がともなう…。
そのおかげで体は消耗しきっているのに、不安で夜は眠れない…。
完全に負のループにはまっていました。
あ、ごめんなさいね、暗い話で(; ゚∀゚)
退職のススメ
そんなある時、部長から会議室に呼ばれます。
何の話をされるのかは、うすうす勘づいていました。
転職活動時の面接で、ぼくは部長にこう言っていました。
会社側もその言葉を信じて、不安に思いながらも、ぼくを採用したのです。
しかし今、ぼくの姿は誰の目から見ても大丈夫な状態ではありません。
まだ試用期間中だったこともあり、
と思われたのは想像に難しくありませんでした。
正式に採用が決まると、辞めさせる難易度はグッと上がりますからね。
そして、その予感は見事に的中します。
部長からはこう言われました。
まぁ、要するに「辞めろ」ってことですな。
言っていることは理解できます。
会社というのはあくまで利益を追求する場であり、社員は会社に貢献できる存在でなければなりません。
「そこに清潔感のない病人はいらない。」と思われてしまうのは、仕方のないことだと思います。
営業職でしたし、取引先とも会いますからね。
しかし、ぼくも簡単には引き下がれません。
ただでさえ警察を辞めて、長いブランクもあります。
ここでたった3カ月で会社を辞めれば、職歴はボロボロです。
果たして次があるのでしょうか?いや、ない(`・ω・´)o!
しかし結局、ぼくは1か月を待たずに退職するハメになります。
その理由とは…
最終話につづく
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