はい、どうも。ヴァシコ(@vasico003)です。
今回は、アトピーを発症して警察を辞め、自力でアトピーを治した後の話。
『警官辞めてからシリーズ』第3話です。
前話はこちら↓
前話でアトピーが治ったぼくは、再就職に向け、すぐに動き出します。
しかしこの後には、またも大きな落とし穴が待っていたのです。
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目次
警察から転職活動
健康になってすぐに再就職に向けて動き始めたのには、焦っていたこと以外にもう1つ理由がありました。
それは、転職活動に苦戦する自信があったからです。
どういうことか説明しましょう。まず、
①新卒のとき、就職活動が全くうまくいかなかったこと。
②「警察はつぶしがきかない仕事だから、転職は難しい」と世間一般で言われていたこと。
これら2つが転職に苦戦すると思った理由です。
次に、活動を始めた時点で、ぼくの体力はかなり落ちきっていました。
闘病生活が長く、寝たきりの期間も多かったので当然です。
もう少しゆっくり休んで、じっくり体力をつけてから活動を始めてもよかったのかもしれません。
しかし、さっきも言った通り「就活には絶対に苦戦する」というゆるがない自信があります。
そう思ったことが、すぐに転職活動を始めた理由です。
警察から転職も、誤算
就活を始めてから1か月がたったころ。なんと…
内定出ちゃいました。( ゚д゚)
いやいやいや、そりゃ療養期間中とかも就活対策はバッチリしましたよ?
なにしろ時間だけはたっぷりありましたから。
それでもうまくいかない自信があったんです。
しかも内定したのは、その月の24、5日ごろ。
と会社からは言われました。
こうしてぼくの目論見は外れ、想定していたよりもずっと早く社会復帰することになってしまいました。
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警察と転職先の対比
内定したのは、社員50人ほどの会社でした。
みなし残業性(残業代は出ない)だったので、ホワイト企業とまでは言えません。
でも警察がブラックすぎたので、ぼくにとっては天国のように感じられました。
以下、警察と比べて良かった点を書いていきたいと思います。
①勤務時間が警察より少ないのに、給料は変わらない
この会社では定時が9時から18時までで、休憩は1時間の8時間勤務。
残業2時間と見積もっても、1日の労働時間は10時間。
月に20日働いたとして、10時間×20日で月の労働時間は200時間です。
対して警察は、月約300時間。
働く時間が3分の2なのにも関わらず、年収はほぼ一緒です。
ちなみに警官時代の同期の話だと、ぼくが辞めた後、警察はさらに全体の給与水準が落ちたそう…。
鬼や…(゚д゚lll)
②始業時間ギリギリに来ていい
初出社日、ぼくは少し道に迷ったこともあって、会社には始業の20分前くらいに到着しました。
と焦ったものの、オフィスにはお姉さんが1人いるだけ。
実際始業時間の9時になっても、オフィスにいるのは全体の半分くらい。
9時をすぎてから、残りの半分がちらほら出勤してくる感じ。
誰も文句を言う人はいません。
対して警察では、朝礼が8時30分ころ。
その1時間前には、会議室で待機していなければなりません。
しかもスーツで出勤して、狭いロッカールームで制服に着替えて、荷物を準備してから会議室に向かいます。
なので実際に署に出勤するのは朝7時すぎくらい。
朝礼の1時間半近く前です。
…別に何も。
不合理きわまりないですが、これが警察の若手の決まりらしいです。
③人間扱いされる
これが1番ビックリしました。笑
ぼくが入った会社は30代の方がほとんどで、みなさんぼくより年上の方ばかり。
それでも最初のうちはみんな、ぼくに敬語を使ってこられます。
警察では、新人なんてまともに人間扱いされません。
上司や先輩とはいえ、初対面の新人に対して、
みたいな感じのことを普通に言ってきます。
とにかく冷たかった印象です。
またやっかいだったのは、大卒で警察に入ると、高卒で入った年下の先輩なんかも多いわけです。
警察では、年上よりも年下の先輩のほうが権力が強い。
そのため勘違いしたガキなんかは、自分よりずっと年上の後輩に対しても偉そうな口をきいてきます。
そんな背景もあったため、転職先に普通に人権があったことに驚いたのです。
天国から地獄
しみじみとそう感じたぼくでしたが、このあと…
恐怖のアイツがやってきて、ぼくはまた地獄に叩き落されることになります。
それは…
第4話につづく
元警察官のぼくが転職活動1か月で内定を出した具体的な方法はコチラ↓
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