警官時代、事案で出会ったオバサマにクチビル奪われそうになった話

はい、どうも。ヴァシコ(@vasico7)です。

今日は、ぼくの数少ない警官時代のラブコメ(?)について思い出を語りたいと思います。

ぼくがまだ、警察学校を卒業して2か月も経ってないくらいのペーペーのころ。

それは、ある1件の通報から始まったのでした。

 

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飲食店で暴れるオバサマ

とある日の夜。

ぼくの勤める警察署に1件の通報が入った。

警察
飲食店で女性が暴れている。
警察
至急現場へ向かえ!

 

通報者はこの店の店主。

とりあえず現場に向かい、女性を確保。

署に連れていき、話を聞くことに。

女性はたしか60歳手前くらいだったが、それよりもだいぶ若く見える。

けっこう酔っぱらっているご様子だ。

事情を聞くと、どうやら暴れるといっても、人を殴ったり物を壊したりしたワケでもなく、ただただ暴言を叫び続けていただけの模様。

なので逮捕するワケにもいかない。

警察で注意して終了。

これが、こんなときのパターンだ。

オバサマに抱きつかれる

話を聞いている途中、この女性、なぜかいきなりぼくに抱きついてきた

(  ゚Д゚) !?

意味がわからない。

だが突き飛ばすワケにもいかず、ピストルを向けられたワケでもないのにフリーズするぼく。

すると遠くから見ていた課長が

課長
ヴァシコ(仮名)!

 

とぼくを呼びつけた。

課長のところへ行くと

課長
ヴァシコ(仮名)。お前、女に抱きつかれて喜んでんじゃねーよ。

 

注釈――――—

課長という言い方は、民間の方にはイメージがわきづらいだろう。

警察署における課長とは、階級でいえば警部

剣持・目暮・銭形などでおなじみの警部だ。

警察組織の中でも警部以上の階級を持つ人は、全体の1割しかいないと言われている。

要するにめっちゃ偉い人。

一方、ぼくは警察学校を卒業したばかりのペーペーだ。

 

――――—注釈おわり

ようは、私と課長は力関係は明白。

つまり私が課長に意見を申し上げることは、大変失礼であるということを、重々承知で重々承知で申し上げた。

ぼく
課長!わたしは喜んでなんかいません(  ゚Д゚)!!

 

初めて上司に口ごたえした瞬間だった。

それぐらい否定しておきたかったのだ、一応…。

女と2人は怖い

課長はぼくの渾身の叫びを無視して、話を進めた。

課長
あのな、ああいう女は後で何言ってくるか分からないんだ。
課長
向こうから抱きついてきても、女が「あの警官に抱きつかれたー 」なんて嘘言ってくるかもしれないだろ。

 

なにそれ、コワい…( ;゚Д゚) 。

課長
警察の仕事している時は女と2人きりになるな。
課長
警察に恨みを持ってるようなヤツだったら、やれ「触られた」だの嘘を言ってくるヤツもいる。
課長
そんな時に証明のしようがないだろ?

 

確かにそうだ。

仕事中に市民の女と2人きりになって、その女に

この警官にお尻触られました。

 

などと、ありもしないことを言われる可能性もあるのだ。

それくらい警察は嫌われている…。

そんなとき、線路を走って逃げたって、警官の制服を着てるから、すぐに特定されるだろう。

これはいいことを聞いた(ノ∀`)

それから課長は、女に抱きつかれたときの体さばきも教えてくれた。

誰の役にも立たないだろうが、一応のせておく。

対処2。

※ 分かると思うが、2は嘘なのでマネしないように。

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オバサマを送る

課長にいいことを教えてもらったぼくだが、せっかくのこの教えは、直後に無駄になる

課長の話が終わり、オバサマの所に戻った。

どうやら注意が済んで、これから彼女を家に送り届けるようだ。

パトカー勤務員が車に乗るように言うと、オバサマはこれを拒否。

彼女と他の警官たちは、それまで激しい口論をしていた。

そのため警官が信用できず、パトカーにも乗りたくないらしい。

しかしこのまま1人で帰すと、またさっきの店に行って騒ぎたてるかもしれない。

なので警察側も引き下がれない。

すると…

オバサマ
じゃあ私、この人と歩いて帰る。

 

彼女がそう言って、指を差した方角を目で追ってみた。

いや、結果追うまでもなかった。

なぜならその指の先端は、明らかにぼくに向けられていたからだ。

はぁぁぁぁぁぁ~!?( ; ゚Д゚)

まさかのご指名。

わしゃキャバ嬢か(゚Д゚)!?

確かに彼女の家は署から歩いて帰れる距離だ。

しかしぼくは課長についさっき、仕事中は女と2人になるなと教えられたばかり。

時間はもう深夜。

こんな暗い夜道をオバサマと2人きりで歩くワケにはいかないのだ。

当然、警官が女と2人っきりで歩いてはいけないことを他の上司たちも知っているはず。

なので彼女の望みは叶わない。

残念だったな、オバサマ( ゚∀゚)

と、ここで側にいた係長が一言。

係長
よし、歩いて送っていけよ。

 

えぇぇぇぇぇぇ~!?( ; ゚Д゚)

かくして、課長のぼくへの教えはものの数分で無駄になってしまった

…指名料くれ。

オバサマに唇を奪われそうになる

係長に言われたため、ぼくはオバサマを家まで歩いて送ることに。

もう深夜だ。

署から家までの道は、街頭も少なく暗い。

なかなかヤバいシチュエーションである。

道中はイラついていたぼくがオバサマに偉そうに説教したり、オバサマの「昔はモテた」というどうでもいい話を聞いたりしていた。

ふと気づくと、オバサマの手はなぜかぼくの手を握っている…(; ゚Д゚)

わしゃキャバ嬢か(゚Д゚)!?

けっこう歩き、やっと家の前に到着。

もう交番帰って寝たい…。

ぼく
はい、着いた!それじゃ帰って!

 

そう言うと、オバサマがまたぼくに抱きつこうとしてきた。

ぼくは先ほど課長に教わった体さばきで、それをかわす。

しかしオバサマ。

なんとそのままチューしようとしてきやがった(; ゚Д゚)

オバサマ
チュー。

 

ビックリしたが、ペトロシアンばりのディフェンスで間一髪これを避けた

ていうかチューするとき、「チュー」って言う人がいることにもビックリした。

ぼく
何してんの( ゚Д゚)!?てか早く家入って!
オバサマ
チューしてくれたら入る。

 

乙女か( ゚Д゚)/!?

 

と思わずツッコみを入れたくなった。

相手はぼくより年齢かるく倍以上のオバサマ。

たやすく唇を差し出すワケにもいかない。

(いや、たぶんそんな問題じゃない。)

ぼく
何言ってんの( ゚Д゚)!?するワケないでしょ!早く家入って!

 

「とっととおばさん置いて帰ればいいじゃん。」と思った読者の方もいるかもしれないが、それはできない理由があった。

ぼくは係長からもう1つ指令を受けていたのだ。

上にも書いたとおり、オバサマを一旦家に帰しても、すぐまたさっきの店に向かうかもしれない。

だから

係長
ちゃんと家に入ったのを確認してから、15分は出てこないか扉の前で見張ってろ。

 

と言われていたのだ。

なのに、その第一関門の家に入れることすらできずにいる。

オバサマ
じゃあ、せめてハグして。

 

もうメンドくせーし、早く交番帰って寝たいから「それぐらいいいか」と一瞬思ったが、思いとどまった。

さっきの課長の言葉を思い出したのだ。

え?もし、これを言ってきた相手がカワイイ女の子だったらどうするかですって?

その答えは↓の記事を見てもらえば、想像がつくと思います。笑

警官が被害者の娘と付き合った結果がこちら~出会い編~

2017.04.05

こうして2~30分も問答して、ようやくオバサマは諦めて家に帰っていった。

長かった…。

 

この話を後日、うちの母親に話したところ、

ふ~ん。おばさんにしか好かれないんだね。

 

ひどくね( ゚Д゚)!?

 

おわり

 

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