はい、どうも。ヴァシコ(@vasico003)です。
お久しぶりですね。
前回の更新から1か月半もあいてしまいました…。
実はこれには、のっぴきならねえ事情がありまして…。
聞かれてもないのに言い訳するという、上司が部下にされたらイラッとしそうなことをしてみたいと思います。
まず4月の後半2週間、アトピー湯治のために豊富温泉に行ってきました。
で、帰ってきてから、カポジ水痘様発疹症という感染症にかかってしまったんです。
せっかくなので感染した理由と、かかったからこそ分かる、感染を避けるための対策を記事にしたいと思います。
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目次
カポジ水痘様発疹症ってなんぞ?
みなさん、ヘルペスってご存知でしょうか?
疲れたりすると口周りにポツポツできる、痛い水泡のことです。
ヘルペスウイルス自体は、成人の約60%が持っているとのことなので
という方もチラホラいるのではないでしょうか?
このヘルペスウイルスがアトピー患者に感染すると、どんどん水泡が体中に広がっていって重症化してしまいます。
この現象がカポジ水痘様発疹症。
つまり、アトピー+ヘルペス=カポジ。
ドラゴンボールのフュージョン(融合)では合体すると、もともとの2人の戦闘力を足すよりも強い戦士ができあがりますよね。
カポジも同じで、合体すると、アトピーとヘルペスの2つの戦闘力以上の猛威を発揮します。
めちゃくちゃ恐ろしいヤツなんです(゚д゚lll)
ぼくは以前、コイツのために会社を辞めるハメになりました…。
カポジ水痘様発疹症の症状
今回感染したのは、顔・首・肩・ワキなど胸の真ん中から上全部(頭は無事でした)と両ヒジの内側。
痛みと出血がひどく、最初の1週間は24時間中22時間はベッドの上から動けませんでした(゚∀。;)
口の周りは神経痛がひどいし。
ヒジの内側なんかはズタボロに傷ついていて、ヒジを90度以上伸ばせませんでしたね(゚∀。;)
去年ストックしておいた期限切れの抗ウイルス薬で治したんですが(オイ!)、治るまでに1か月あまりもかかってしまいました…(´Д`||)
カポジ水痘様発疹症になった理由
まぁ、これは…湯治が原因です。(キッパリ)
いや、豊富温泉をディスる気はまったくありませんよ。
カポジにかかるリスクは承知の上でしたから。
なぜなら豊富温泉の公式HPにこう書かれていたからです。
皮膚病の湯治療養で来られる方は、長時間入浴になるため、とびひなどの感染症にかかってしまう可能性があります。特に注意していただきたいのが、カポジ水痘様発疹症です。口唇ヘルペスを引き起こすヘルペスウイルスによるもので、成人の二人に一人はいつの間にか感染し体の中に持っています。一度感染すると排除できませんが普段はおとなしくしているので問題ありません。しかし度重なる入浴で体力を落としたり体調を崩したりした際に活発になり症状として現れることがあります。一般的には口唇周辺の水ぶくれやかさぶた程度で済みますが、アトピーの方は皮膚のバリア機能が弱いため、うつりやすい傾向にあり、全身に及ぶことも多く、重症化しやすいリスクがあります。カポジの症状に気付かず、また気付いても無理をして入浴を続けることで周りにも感染させてしまうこともあります。(以下略)
引用:豊富温泉Q&A
まぁ、要は…
みたいなノリで行って、結果感染してしまったワケです。
ただ、感染したのが帰ってきてからだったのが不幸中の幸いでした。
血まみれでろくに動けない状態じゃ、北海道から家まで帰れませんもの…(゚∀。;)
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カポジ水痘様発疹症にならないための対策①
さて、ここから。
どうすれば湯治に行ってもカポジにかからないかの対策を書いていきたいと思います。
ですって?笑
いやいや、感染したからこそ対策も練れます。
そもそも感染してなかったら、対策なんて書けません。
成功や勝利より、失敗や敗北から学ぶことのほうが多いんですよ( ゚Д゚)
とはいえ対策と言っても、基本的なことばかりです。
前提、湯治は体力をかなり消耗する
具体的な対策の前に、まず前提からお話しましょう。
温泉に入るのは、ものすごく体力を消耗するんです。
そもそも湯治をしたことがある人以外は、そんなに短期間に何度も温泉に入る経験はしていないですよね?
温泉旅行に行ったってせいぜい2~3泊で、1日に2回も温泉に入れば良いほうでしょう。
なので、なかなかイメージはわきづらいとは思いますが。
ぼくが泊まったホテルの管理人さんから聞いたんですが
なんて言われているそうな。(*1里=約4㎞)
もちろん科学的なエビデンスはありませんが、それと同じくらい疲れるというコトです。
なお豊富温泉では、1日2~3回、1回につき45分~1時間の入浴が勧められています。
(もちろん、もっと少なくてもOK)
仮に1回1時間を2セットなら1日24㎞、3セットなら36㎞も歩くのと同じということになります。
本当に毎日それだけ歩けば、体力もつくでしょうから、かえって感染症にはかかりにくくなるかもしれませんね。
しかし残念なことに、湯治では体力はつきません。
なので体力的には、ただ疲れるだけなんです。
しかもぼくは闘病期間も長く、寝たきりになることもチョイチョイあったほど。
当然、
体力なんか無ぇ( ゚Д゚)
ちなみにぼくは1日2回・1回に30分を目標に入浴していましたが、1週間もたったころには完全にフラッフラの状態でした。笑
それでも無理して毎日温泉に入っていましたね。
さて、これを踏まえた上で、次に具体的な対策をば。
疲れたときは、無理に温泉に入らない
と思われましたか?
でもコレって意識してないと、なかなかできることじゃないと思いますよ。
豊富温泉には、アトピーで湯治に来ているワケです。
移住するならまだしも、通常は期間つきで来ています。
そして湯治客はみんな限られた期間内で、できるだけアトピーを良くしたいと思っているんです。
なので、どんなに疲れていても無理して入浴します。
家に帰ったら、温泉には入れませんからね。
しかもぼくの場合、湯治を始めて約1週間たったころに、顔の皮ふに炎症が出てきてしまったので余計にサボれなかったです。
という強迫観念に迫られましたから。
豊富ではいつも昼と夜の2回、温泉に入っていました。
上にも書いたとおり、このころは昼に入浴した時点でフラフラになるほど疲れがひどかったです。
正直もう夜は入りたくないとか、明日は入りたくないとか思いました。
でも無理して入っちゃうんですよね。
少しでも皮ふを治したいという一心と、あと1週間だから頑張ろうと思って。
結果論ですが、こういう疲れた時にしっかり湯治をお休みしていれば、カポジにかかるリスクは低減するハズ。
なので、豊富温泉での湯治をお考えのみなさん。
疲れたら、しっかり(湯治を)休んでください。
カポジ水痘様発疹症にならないための対策②
対策2個目。
それは、
帰る当日に荷物を宅急便で家に送る
当日というトコロがポイントです。
湯治に行くワケですから、みなさん期間はそれなりに長期にわたるでしょう。
そうなると当然、荷物も普通の旅行より多くなるはずです。
なので、帰りの荷物は前日に宅急便で家に送る人が多いですよね?
ぼくはそうしました。
帰る前の日に、もう使わないあらかたの荷物を送って、残った荷物は自分で持ち帰る。
でも、いざ帰る日になって思ったのが
ってことだったんですよ。
前日の夕方に荷物はほとんど送って、残りは少しだと思ってたのに…。
帰る当日になって、部屋の荷物をあらためて整理すると
それ以降に使う荷物といえば、
・夜の湯治に使うタオル・シャンプー等の入浴セット
・夕食に使う調理道具など
・夜着る部屋着・下着類
・おみやげ
・パソコン
まだまだあった気がします。
1か月半も前のことなので、ぼくの小さな脳では思い出せませんが、確かなことは…
旅行バッグとパソコンバッグが、パンッパンかつヘビーすぎたこと。
今にして思えば
荷物は前日に送るっていう人は、けっこう多いんじゃないでしょうか?
稚内空港発の飛行機は昼1時の出発で、朝は部屋の片づけなどで慌ただしかったので、荷物を当日に送るという発想はまったく起こりませんでした。
カポジにかかった、トドメの一撃
上にも書いたとおり、ぼくがカポジにかかったのは豊富にいる間ではなく、家に帰ってからなんです。
ホテルから稚内空港までは車なので荷物は重くても問題ありませんが、羽田空港から家までは電車に乗っている間以外は常に重い荷物を担いでいる状態でした。
当然、家に帰るころにはメチャクチャ疲れてしまいました。
ただでさえ長期間の湯治で消耗しきっているカラダ。
加えて、この重い荷物を担いで長距離歩いていたことがカポジ感染のトドメになったことは間違いありません。
みなさん、荷物は帰る当日に送りましょう。
カポジ水痘様発疹症にならないための対策③
最後になりましたが、コレが1番最強の対策です!
とはいえ、コレを言っちゃあ元も子もありませんが。
カポジにかかりやすい人、過去何度もかかっているという人は、
湯治には行くな(`・ω・´)
以上。
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