はい、どうも。ヴァシコ(@vasico003)です。
以前プロフィール記事で、警察を辞めた時の話をしました。
上の記事では、アトピーになって入院して、退院してから警察を辞めたとさくっと書いています。
(上司からのパワハラのくだりにも少し触れてますね。)
が、実はこの間こそ、ぼくが人生でトップクラスに心身ともに追い詰められるような出来事がてんこ盛りだったんです。
具体的にはアトピーで休職、遠隔パワハラ、ヤブ医者、カポジ、からの放置、家から遠く離れた入院先からの追い出し、6日間の強制断食2セット、と実に7重苦の生活を強いられていました。
このへんの話もしとこうと思います。
いや、よく生き延びた当時の俺…(゚∀゚)笑
以下『警察から逃げた話シリーズ』としてお送りいたします。
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目次
この話の登場人物
係長A…ぼくの所属する係の係長3人のうちの1人。当時50代半ばのクズ。
係長B…同じく係長3人のうちの1人。当時30代半ばのクズ。
係長C…同じく3人のうちの1人。係長の中で唯一優しい。が、それ故にこの話には全く登場しない。
警務のじじい…警務課の係長。他所の係の若手にやたら噛みついてくるクズ。
ぼく…この話の主人公。当時20代半ばのクズ。
登場人物、全員クズ(゚Д゚;)
アトピーで休職を決意
まず、おさらい。
発生したての盗難事件の犯人を捜索するために、豪雨の中をバイクで2時間爆走したぼく。
犯人は見つかりませんでしたが、これをきっかけにアトピーを発症(正確には再発)してしまいます。
さらに30時間ほぼ不眠不休、休日もサービス出勤でつぶれまくるという劣悪な職場環境でアトピーは悪化する一方。
とうとう働くのが困難なレベルにまで達し、休職を決意します。
ここまでは、以前の記事に書きました。
今回は、その後のお話です。
アトピーで休職を願い出る
休職を決意したはいいものの、それを直属の係長に伝えるのは気が引けました。
ぼくが休職すれば係全体の実績が減ります。
※係の実績は、所属する係員全員の実績の合計値であり、係長はコレで評価される。実績が低ければ、係長は署長・副署長などの偉い人たちからメチャクチャ怒られる。
それは係長にとっては、絶対に避けたい問題だったんです。
思いやりのある上司であれば
と言ってくれるのかもしれません。
しかし、ぼくの所属する係の係長は、間違ってもそんなことを言うタイプではありませんでした。
むしろ
と言うタイプです。
(実際にこの後、言われます。笑)
しかし、言わないわけにはいきません。
意を決して係長Aに電話し、事情を説明すると、案の定すんげぇ嫌そうな反応をされました。笑
しかし、とりあえずは認めてもらい、翌日休職届けを出すために署に行くことに。
職場で総スカン
翌日、署に行って改めて休職を願い出ます。
休職届けは警務課(民間で言えば総務課のような部署)に提出するのですが、そこのじじいたちと前述の係長に囲まれ、ボロクソに怒られます。
何を言われたかまではもう覚えていませんが、係長Aに
と決めつけられてしまいました。
確かにぼくは、警察学校時代に甘い物の食べ過ぎで吐いたことが3回はあります。
しかし当時は(というか今も)、腹筋が浮き上がる程度には体は締まっていました。
デブだったのならともかく、何故この体型で不摂生と思われたのか分かりません。
もちろん係長は、ぼくの普段の食生活など知る由もないですしね。
しかし係長Aはその後も、課長以上の上司にぼくの休職を説明する際、しきりに
と強調し続けます。
当時のぼくは
と思っていました。
もしかしたらコイツ(係長A)は、ぼくの病気が自分のせいだと上司たちに思われないように、ぼく自身に原因があるというアピールをしていたのかもしれません。
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休職中の遠隔パワハラ
散々なじられつつも、なんとか休職を認めてもらい、家に帰って休養します。
やることはとくにありません。
ゆっくり休んで、治るのをただひたすら待つだけ。
しかし、奴らはそう簡単に休ませてはくれません。
電話での口撃
奴らは定期的に電話をかけてきて、ぼくをディスり続けます。
電話口撃では、係長Bが大活躍していました。
など、ぼくのメンタルに攻撃を仕掛けてきます。
重度のアトピーで心身ともに参っている中、この口撃はなかなか効きました。笑
ちょいちょい呼び出しもくらう
ぼくの心身に負担をかける出来事は、これだけではありませんでした。
休職中にも関わらず、何度も署に来るように呼び出しがかかるのです。
要件はくだらないことばかり。
例えば、直接仕事とは関係のない意見書を書きに来いなど。
と思わされるような要件ばかりです。
え?「断ればいいじゃん。」ですって?
若手の警官にそんな権利はありません(´д`|||)
というか人権がありません。笑
ぼくに人権があったら、休職してる病人なのに、わざわざ職場に呼びつけるようなマネはしませんから。
ただでさえ身体的に辛いのに、重い体を引きずって署に行けば、また係長たちに囲まれてディスられます。
これぞデス・マーチならぬ、ディス・マーチです。
今考えた言葉ですけど。笑
これには、積極的に警務のじじいも絡んできます。
わかっとるわ、そんなこと(´д`)
警察は激務でブラックそのものですが、健康体で警察で働くか、アトピーで休職するかだったら余裕で前者を選びます。
それくらい重症アトピーは辛い。
一方で係長Bは、しきりに今すぐの復職を勧めてきます。
訳:「お前の体なんかどうなってもいいから、俺たちのために戻って来なきゃダメだよ。」
訳:「お前のためを思って言ってるんだぞ。」
本心:「俺たちのために早く戻ってこい。」
警察からの逃亡を決意
電話口撃と度重なる呼び出しからのディス・マーチ。
これらの行為でぼくのメンタルは崩壊寸前でした。
その一心でした。
そこで考えたのが入院してしまうこと。
大阪には、昔お世話になった皮ふ科の先生がいる阪南中央病院があります。
いっそ、そこに入院してしまおうと思いました。
大阪まで行ってしまえば、警察から呼び出しをくらう心配もありません。
(ぼくは関東住み。)
入院しなければならないほど酷かったかと言えば、そんなこともありませんでした。
しかし、コレは失敗に終わりました。
阪南中央病院は、全国からアトピー患者が集まる有名な病院です。
問い合わせると、入院待ちの患者が20人はいて、入院できるのは2か月は先とのこと。
今すぐ逃げたいのに、2か月も先じゃあ意味がありません。
そこで仕方なく、別の病院に入院することに決めました。
目を付けたのは、同じく関西にある病院。
阪南と同様、ステロイドを使わない病院でした。
※ステロイドはアトピー治療に幅広く使われている薬ですが、副作用や使用中止時のリバウンドなど怖い薬でもあるため、使用を拒む患者も少なくありません。ぼくもその1人です。しかし標準治療薬でもあるため、使わない病院は全国でも相当限られてきます。
しかし結果的に、この選択は完全な悪手でした。
この後ぼくはその病院で、人生最大級の地獄に見舞われることになってしまいます(゚Д゚|||)
②につづく
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