警察の激務さについて語ろうか

はい、どうも。ヴァシコ(@vasico7)です。

今回は警察の激務さについて書きたいと思います。

というのも、世間ではやったこともないのに

世間
警察なんて楽な仕事だ。

 

となぜか断言する人がけっこう存在するからです。

こういう声は、経験者からするとちょっとイラッとします。(笑)

なので、どれだけ大変なのか解説していきたいと思います。

とはいえ大変なことを書くとなるとあまりにも多岐に渡ってしまうので、今回は勤務時間に絞って書いていきます。

 

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警察の激務さ① 仕事時間が長い

交番勤務員(地域課)の勤務サイクルは、東京の警視庁を除いて、3交代制になっています。(警視庁は4交代制)

地域課には3つの係があって、それぞれの係が交代で24時間勤務にあたります。

上の図をご覧ください。

この場合、1係の勤務員であれば、1日の朝9時~2日の朝9時まで勤務。

その後は2係に引き継ぎ、4日の朝9時からまた24時間勤務にあたる…ということを繰り返します。

つまり3日に1回、24時間勤務があるということです。

とはいえ、これはあくまで交番につく時間のこと。

実際に交番に行く前には、警察署で会議や準備。

交番から署に戻った後には事務処理などがあるため、実際の拘束時間は30時間近いです。

3日に1回勤務なので、1カ月30日として月に10回勤務。

つまり1か月の拘束時間はデフォルトで300時間程度

あなたの仕事と比較してどうですか?

警察の激務さ② 休憩がほとんどない

これを読んだあなたは、

拘束時間が30時間って言っても仮眠とかとるんでしょ?休憩もするでしょ?

 

そう思うかもしれません。

しかしぼくが所属していた係について言えば、休憩時間はほとんどありませんでした。

(これに関しては署や係の方針にもよるので、個人差があるのですが。)

休憩がとれない理由は、おもに2パターンあります。

休憩がとれないパターン① 通報が多い

ぼく
(交番にて)よし、これから1時間休憩しよう。
ぼく
(署にいる係長に電話して)あ、今から休憩入りま~す。
係長
了解。

 

~5分後~

(係長から電話)

係長
通報あったから行け。場所は…(以下略)
ぼく
は…はい。(゚д゚lll)

 

はい、これで休憩終了です。

休憩が早く終わったからといって、後でその分休めるワケでもありません。

休憩すると宣言しても、その間に通報があれば現場に急行します。

治安の悪い場所ほど事件が多く、通報も多いので休む暇はなくなります。

休憩がとれないパターン② ノルマが足りない

係長
(警察署にて)あ~、今月まだ検挙件数足りねぇな~。
ぼく
(交番にて)よし、これから1時間休憩しよう。
ぼく
(署にいる係長に電話して)あ、今から休憩入りま~す。
係長
休憩?そんなことより検挙しろ、検挙~。
ぼく
は…はい。(゚д゚lll)

 

警察にもノルマがあります。

犯人の検挙、交通違反者検挙(切符きるやつ)、少年補導、巡回連絡などの件数を実績と呼びますが、それぞれに月の目標件数が定まっており、これを越えなければならないのです。

個人はもとより係全体でのノルマもあり、これを達成しないと上から怒られます。

このへんは民間企業と同じですね。

係長は上から叱られたくないので、ぼくら係員に

係長
実績をあげてこい。

 

と必死に言ってきます。

つまりより実績を稼ぐため(別名、点数稼ぎ)に、「休憩返上で(検問や職務質問や交通違反の取締りをしに)外に出ろ」と言われてしまうわけです。

いやいや、じゃあノルマ達成すれば休憩なくなんないじゃん。お前が無能だから悪いんだろ?

 

そう思う方もいるかもしれません。

しかし、このノルマには厄介な点が2つあります。

1つは自分がノルマを達成していても、係全体がノルマを達成していなければ休憩させてもらえないこと

たとえ自分がどんなに優秀な成績をあげていようとも、他の係員が足を引っ張っていれば、係全体の実績はあがりません。

そうなれば他の人のマイナス分も働かなければなりません。

それどころか実績優秀な人ほど、休憩時間を与えてもらえず、より実績を稼ぐように要求されます。

係長からすれば、デキない人よりデキる人にやらせたほうが効率がいいですからね。

もう1つは、上の人間が実現不可能なレベルまでノルマを引き上げることがあること

これも一部の民間企業でありがちな話ですが、警察でもあります。

こうなると、休憩も休日も返上で実績をあげに行かなければなりません。

実現不可能なノルマを達成するために…。

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警察の激務さ③ 休日がなくなる。

ここでもう1度、この図の登場です。

1係の勤務員であれば、この場合、3日はまるまる休日になります。

ですが、この休日もしばしばなくなることがあります。

理由は以下の2パターンです。

休日がなくなるパターン① イベント

自分の管轄内で、花火大会やマラソン大会などのイベントがあるとします。

上の図でいえば、これが3日に開催されるとき、警備につくのはどの係でしょうか?

3係は通常勤務についているのでできません。

この場合、本来は休日の1係と2係がつくことになります。

このように何かイベント事があるごとに、休日の警官が駆り出されるのです。

イベントも警備に限らず、武道大会や全国一斉飲酒検問など多岐に渡るので、たびたび休日はなくなります。

休日がなくなるパターン② ノルマが足りない

先程あげた休憩がなくなるパターンと一緒です。

自分の所属する係のノルマが未達だと、休日も出勤して、丸1日実績活動に明け暮れなければなりません。

この場合だと、休日出勤手当のようなものは出されないことがほとんどです。

サービス残業ならぬサービス出勤ですね。

警察の激務さ、まとめ

警察は1回の勤務での拘束時間が約30時間と長く、1カ月にすると約300時間にも及びます

さらに休憩時間は少なく(署や係の方針による)、休日出勤もしばしばです。

当然残業が発生することもあります。

拘束時間を30時間。

その内、休憩や待機時間を合わせて3時間。

休日出勤が1回7時間で月5回あると仮定した場合、

(この仮定は、実際にぼくが所属していた係での経験をもとにしています。)

1月の労働時間は…

(30-3)×10+7×5=305時間です。

これでも楽と言えますでしょうか?

 

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