はい、どうも。ヴァシコ(@vasico003)です。
前回の続き。
今回は『警官辞めてからシリーズ』の第2話です。
前話はこちら↓
仕事中にアトピーを発症して悪化。
仕事が続けられないほどになり、思いきって警察を辞めます。
…といきたいところですが、そんなに甘くはありませんでした。
今回は、警察を辞めた後の話をしたいと思います。
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アトピー悪化
退院した時点で、ぼくのアトピーの症状は完全には良くなっていませんでした。
入院した病院の検査で心臓にも疾患がある可能性を指摘されたため、治療を続けながらしばらくゆっくり休もうと思っていました。
しかし…
急な悪化で寝たきりに
そうこうしているうちに、また急にアトピーが悪化したのです。
全身のいたる箇所に強い症状をともない、ほとんど体を動かすことができなくなり、寝たきりになってしまいました。
(※重症のアトピー患者が寝たきりになることは珍しいことではありません。傷ができた部位は少し動かすだけで激痛が走り、風にあたっただけでしみます。その部位が全身ともなると、もはや体を動かすことすら困難になってしまうのです。)
また、アトピーには有効な治療法が全くありません。
こうなってしまっては、もう自然に治るのを待つしかない…。
そうして良くなることを願い続けるも、症状は一向に改善の兆しすら見せませんでした。
自力で治す
そんな時、たまたまインターネットで1つのサイトを見つけました。
『アトピーが100日で完治した方法』
そんなタイトルのブログでした。
管理人さんはぼく同様に、仕事が続けられないほどアトピーが悪化し、退職。
その後、色んなサイトや書籍を読み漁って情報収集し、自力でアトピーを治されたそうです。
そして、その方法を公開しているのがこのサイト。
治し方の主軸は食事制限。
と考えて、すでに肉を食べるのをやめていたりしたぼくは、この療法を試してみることにしました。
ダメ元で。
同じアトピー患者の方なら分かると思いますが、何か希望を持っても、それをさらなる絶望で叩きふせる。
アトピーとはそんな病気だからです。
しかし、すでに万策尽きていたぼくには他に手立てもありません。
やらない手はありませんでした。
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自力で治る
この療法を始めてから、3週間くらい経ったころ。
ぼくは久しぶりに外を歩くことができるようになりました。
まだまだ酷い状態には変わりないし、日常生活には支障ありまくりでしたが、このやり方に確信を持った瞬間でした。
療養中もいろんなことがありました。
途中で2回カポジ水痘様発疹症という感染症にかかって、治療が1からやり治しになったり…。
それでも少しずつ確実に快方に向かっていったのです。
そんなこんなで、警察を辞めて、さらに症状が悪化してから1年と3カ月。
あほみたいな時間をかけてようやく、ぼくの体からはすっかりアトピーがなくなっていました。
長かった。辛かった。孤独だった…。
再就職へ
アトピーが治ってから、ぼくはすぐに就職活動を始めました。
自分が病気で動けない間も、友人や警官時代の同期、後輩たちなどはどんどん社会人としてのキャリアを積んでいます。
焦っていたんです。
アトピーで寝たきりを余儀なくされていたころ、ぼくはひたすら普通に憧れていました。
普通に働いて、普通に遊んで、普通に恋愛して…。
重症の病人にとっては、健康な人が普通にできることが普通にできません。
普通が普通じゃなくなるんです。
ようやく普通になれたぼくは、まず真っ先に働きたいと思いました。
とツッコまれそうですが。
という思いが強かったです。
しかしこの後、さらなる苦難が待ち構えていることに、ぼくはまだ気づいていませんでした。
第3話につづく( ゚Д゚)o
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